初心者向け
これからShopifyブログを始める方に向けて、初期設定や記事作成の基本をわかりやすくまとめた記事一覧です。
Shopifyの company account requests と卸売承認アプリ: いまネイティブで足りるところ、足りないところ
Shopify B2B は Shopify Plus 専用で、ネイティブの卸売申請フォームも無い。米国の卸売解説に残るこの2つは、2026年9月時点では古い情報です。2026年4月2日の changelog 以降、B2B は Basic、Grow、Advanced、Shopify Plus で使えます。無料の Shopify Forms アプリは company account requests に対応し、送信された会社は Ordering not approved タブに入り、承認するまで注文もB2B価格の閲覧もできません。一方で、既存の会社にバイヤーを追加する手段が無い、却下は会社レコードの削除を意味する、といった穴は残ります。ここで扱う5本のアプリは月額$0から$150までで、埋める穴もアーキテクチャも異なります。数字は日本語ロケールの表示を採用しています。調査日は2026年9月3日です。
Shopifyは住所を無料で検証している。そして「アプリと併用するな」と書いている
Shopifyの管理画面側の住所検証は、全プランで常時有効、無料で、米国に対応している。チェックアウト時の検証もトグル1つで有効にできる。そのうえで公式ドキュメントは、サードパーティの住所検証アプリを同時に使うと提案が競合してチェックアウトのコンバージョンを下げうるため、どちらか一方にせよと明記している。ここでカテゴリの見え方が変わる。アプリは配送可能性の判定を二重化するためのものではなく、Shopifyの検証がやらない「私書箱の拒否」「部屋番号の必須化」といったポリシー強制のためのものだ。2026-09-02時点で米国App Storeの実在アプリ4本を確認した。月額4.99ドルの定額、1注文あたり0.04ドル、そしてShopifyの請求とは別に契約が必要なものまで幅がある。
Shopifyカーボンオフセットアプリは「誰が払うか」で全部決まる|Plus以外のストアでは顧客はチェックアウトで払えない
Shopify App Storeのカーボンオフセットアプリは、まず1つの問いに答えなければ何も始まりません。ストアが負担するのか、顧客がオプトインするのか、その両方か。この答えが課金モデルも、アプリが載るストアの面も、その後に表示してよい主張も決めます。2026年9月2日時点で米国版App Storeの6本を確認しました。Shopifyの公式ヘルプによれば、Planetのチェックアウト拡張機能はShopify Plusプラン限定です。つまりPlus以外のストアでは、顧客の負担分はチェックアウトではなくテーマ上のバッジに置かれます。単価も比較できません。Ecologiは炭素除去1kgあたり0.28ドル、Greensparkは有料プランでCO2e 1kgあたり0.01ドルと表示しています。そしてCrbonFreeの料金カードには「マーチャントは合計金額の40%を保持」と書かれている一方、ShopifyのPlanetのドキュメントには「Shopifyは一切手数料を取らない」と書かれています。
Shopifyに寄付機能はない|「寄付の100%が団体に届く」が3通りの意味を持つ理由と、領収書を誰が受け取るのか
Shopifyには、チェックアウトで顧客から寄付や端数切り上げを受け取る標準機能がありません。最も近いのはTippingで、Shopify自身のヘルプが「Donations」へのラベル変更を例示していますが、上限1,000ドル、Shop Pay Installments非対応、Subscription API非対応で、寄付先の選択も送金も領収書もありません。そこでアプリを入れることになりますが、本当の分岐はそこにあります。寄付アプリ5本の利用規約とヘルプを2026年9月2日に読んだところ、「誰が寄付者(donor of record)か」に3つの相容れない答えがありました。ShoppingGivesは寄付領収書をマーチャント宛てに発行し、Pledgeling Foundationは買い物客本人にメールし、DailyKarmaは買い物客に団体からの領収書は出ないと明記しています。手数料モデルも同様に割れており、月1,000ドルの寄付に対して団体が受け取るのは1,000ドル、841ドル、870ドルのいずれかになります。
小売バイヤーからEDI 850が届いた|Shopify App Storeに答えられるアプリは2本しかなく、片方は価格を書いていない
大手小売の最初の発注書はメールでは届きません。EDI 850として届き、出荷前に856 ASN、着荷後に810請求書を返すことをバイヤーは期待します。Shopify管理画面にX12を解釈する場所はありません。2026年9月2日時点で米国版Shopify App Storeを検索したところ、小売EDIを扱うリスティングはちょうど2本でした。SPS Commerceは料金欄に「インストール前にSPS Commerceへ問い合わせて詳細な価格を確認してください」と書き、請求はShopifyの請求書とは別建てになると注意しています。Crstlは月149ドルで、プランに「No Document Fees」と印字しています。一方でTrueCommerceとLogicbrokerはどちらもShopifyと連携しますが、App Storeには載っていません。